ブランド品転売は、副業として非常に人気があります。
実際に「月10万〜30万円」を目指せるジャンルでもあります。

しかし一方で、

  • 「知らずに違法行為をしていた」
  • 「古物商が必要だと知らなかった」
  • 「偽物を掴まされて販売してしまった」

このようなケースでトラブルになる人も少なくありません。

実際に、フリマアプリやSNS販売経由で摘発された事例もあります。

この記事では、

  • ブランド品転売は本当に違法なのか?
  • どんなケースが法律違反になるのか?
  • どうすれば安全に副業として取り組めるのか?

を、法律の基礎から具体例までわかりやすく解説します。

目次 [ close ]
  1. 本記事のテーマ
  2. 1.ブランド品転売は本当に違法なのか?
  3. 2.ブランド品転売で違法になるケース一覧
    1. ① 古物商許可なしで中古ブランド品を販売
    2. ■ なぜ違法?
    3. ■ 罰則
    4. ■ よくある誤解
    5. ② 偽物(コピー品)を販売してしまった
    6. ■ 商標法違反とは?
    7. ■ 罰則
    8. ■ 「知らなかった」は通用する?
    9. ③ 偽物と知りながら販売した場合
    10. ④ 海外からコピー品を輸入する
    11. ■ 関税法違反
    12. ⑤ ブランドロゴを無断使用する
    13. ⑥ 並行輸入品を「正規品」と偽る
    14. ⑦ 古物台帳を記録していない
  4. 3.実際に摘発された事例
  5. 4.違法にならないためのチェックリスト
  6. 5.ブランド転売を安全に始める方法
    1. ① まず古物商を取得する
    2. ② 鑑定知識を身につける
    3. ③ 仕入れ先を厳選する
  7. 6.よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 1点だけ販売する場合も違法になりますか?
    2. Q2. 家族名義や友人名義なら問題ありませんか?
    3. Q3. 並行輸入品は違法ですか?
    4. Q4. フリマアプリで仕入れた商品を転売しても問題ない?
    5. Q5. 海外サイトから安く仕入れれば問題ない?
    6. Q6. 古物商を取得すれば完全に安全ですか?
    7. Q7. 偽物と知らずに販売したら逮捕されますか?
    8. Q8. 「自宅不用品」の範囲はどこまで?
    9. Q9. eBayで海外に売る場合はどうなる?
    10. Q10. どこからが“転売ヤー”扱いになりますか?
  8. 7.まとめ|知らなかったでは済まされない
  9. おすすめ記事

本記事のテーマ

【2026年最新版】ブランド品転売で違法になるケース一覧|知らないと逮捕・罰金の可能性も

1.ブランド品転売は本当に違法なのか?

2.ブランド品転売で違法になるケース一覧

3.実際に摘発された事例

4.違法にならないためのチェックリスト

5.ブランド転売を安全に始める方法

6.よくある質問(FAQ)

7.まとめ|知らなかったでは済まされない

1.ブランド品転売は本当に違法なのか?

結論から言うと、

ブランド品転売そのものは違法ではありません。

ただし、「条件付きで合法」です。

問題になるのは以下の法律です。

  • 古物営業法
  • 商標法
  • 関税法
  • 景品表示法
  • 詐欺罪・不正競争防止法

つまり、「知らなかった」では済まされない世界でもあります。

2.ブランド品転売で違法になるケース一覧

① 古物商許可なしで中古ブランド品を販売

これは最も多い違反です。

■ なぜ違法?

中古品を「営利目的で」継続的に販売する場合
古物商許可(古物営業法第3条)が必要です。

メルカリ・ヤフオク・eBay販売も対象になります。

■ 罰則

  • 3年以下の懲役
  • または100万円以下の罰金

■ よくある誤解

  • 「1点だけならOK」→継続意思があればアウト
  • 「自宅不用品ならOK」→仕入れ販売はアウト
  • 「バレない」→購入者からの通報で発覚例多数

副業でブランド転売をするなら、古物商取得は必須です。

② 偽物(コピー品)を販売してしまった

本物だと思って販売しても、
偽物であれば商標法違反になる可能性があります。

■ 商標法違反とは?

ブランドロゴは商標登録されています。
偽物販売は「商標権侵害」にあたります。

■ 罰則

  • 10年以下の懲役
  • または1,000万円以下の罰金

■ 「知らなかった」は通用する?

過失の場合でも民事責任(損害賠償)は発生する可能性があります。

つまり、

「知らなかった」=免責ではありません。

③ 偽物と知りながら販売した場合

これは完全に故意犯です。

  • 刑事責任
  • 高額罰金
  • 逮捕・書類送検
  • アカウント永久停止

悪質と判断されれば実刑もあり得ます。

特に、

  • 大量出品
  • 組織的販売
  • SNS勧誘販売

は重く見られます。

④ 海外からコピー品を輸入する

「海外サイトで安く仕入れたらコピーだった」

このケースも危険です。

■ 関税法違反

偽ブランド品は税関で没収されます。

悪質と判断されれば、

  • 刑事罰
  • 罰金
  • 今後の輸入停止

になることもあります。

「海外だから安全」は大きな誤解です。

⑤ ブランドロゴを無断使用する

意外と多いのがこれです。

  • ロゴ画像を勝手に使用
  • 正規店の画像を転載
  • 商標入り素材を加工して販売

これは商標権侵害や著作権侵害に該当する可能性があります。

商品説明文でも

「正規保証付き」など虚偽表示をすれば問題になります。

⑥ 並行輸入品を「正規品」と偽る

並行輸入自体は合法です。

しかし、

  • 「国内正規品」と虚偽表示
  • 保証内容を誤解させる表記

景品表示法違反にあたる可能性があります。

消費者庁から指導を受けるケースもあります。

⑦ 古物台帳を記録していない

古物商を取得しても、
台帳記録義務を守らないと違反になります。

  • 仕入れ日時
  • 仕入れ先情報
  • 商品内容

これらを記録しないと、立入検査で問題になります。

警視庁HP 古物商が記載する帳簿の様式

3.実際に摘発された事例

「シャネル」「ルイ・ヴィトン」酷似バッグなど販売疑い 79歳男ら逮捕

滋賀県警生活環境課と彦根署などは2月12日、高級ブランド品の偽物を販売したとして、商標法違反の疑いで大阪市中央区の無職の男(79)ら4人を逮捕しました。認否は明らかにされていません。

4人は氏名不詳者らと共謀し、2024年10月から2025年11月にかけて、フリーマーケットサイトを通じて、「シャネル」や「ルイ・ヴィトン」に酷似したバッグや財布などを滋賀県内の女性ら6人に販売し、商標権を侵害した疑いが持たれています。販売額は計約7万5千円とされています。

県警は、大阪市内の雑居ビルを倉庫として使用していたとみており、偽ブランド品約4,000点を押収。さらに、1年間で約2,000万円の売り上げがあった可能性があるとみて、仕入れ先や販売ルートの解明を進めています。

出典:京都新聞(2026年2月12日配信)

偽物の「モンクレール」ダウンジャケットの所持容疑で47歳男を逮捕 大阪・東成区

ABCニュース(ABCテレビ)の報道によると、大阪市内で偽ブランド品を販売目的で所持していたとして、47歳の男が商標法違反の疑いで現行犯逮捕されました。

問題のダウンジャケットは、本物の小売価格より大幅に安い約1万5000円で販売されていたということです。宮川容疑者は容疑を認めており、「店に置いてある品物はすべて偽物」と供述しているということです。

警察は店からバッグや装飾品など計361点の偽ブランド品を押収しました。容疑者は、去年9月ごろから約9か月間で少なくとも2000万円以上を売り上げていたとみられており、現在、商品の仕入れルートなどについて詳しく調べが進められています。

出典:
ABCニュース(ABCテレビ)
2026年2月3日配信記事より

商標法違反の疑いで女3人逮捕 偽「ディーゼル」商品を輸入・販売か

北海道警と函館税関は、人気アパレルブランドディーゼルの偽ブランド品を輸入・販売したとして、関税法および商標法違反の疑いで女3人を逮捕しました。

3人は2024年8月から11月にかけて、「ディーゼル」のロゴが入ったベルトなどの模造品2点をフリーマーケットアプリで販売した疑いが持たれています。また、これらの偽ブランド品を海外から輸入しようとした疑いもあります。

警察によると、3人はSNSを通じて知り合い、連携して販売を行っていたとみられています。

北海道警と函館税関は、余罪や仕入れルートの解明を進めています。

出典

  • 共同通信(2025年1月22日配信)
    「商標法違反の疑いで女3人逮捕 北海道、偽ブランド品輸入販売か」

4.違法にならないためのチェックリスト

安全に転売するための最低条件です。

✅ 古物商を取得している
✅ 偽物リスクを理解している
✅ シリアル番号を確認している
✅ 信頼できる仕入れ先を使っている
✅ 古物台帳を記録している
✅ 表示に虚偽がない

これらが守れていない場合、非常に危険です。

5.ブランド転売を安全に始める方法

リスクを減らすには、

① まず古物商を取得する

これがスタートラインです。

② 鑑定知識を身につける

偽物リスクは最大の損失要因です。

真贋知識を身に付けたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

③ 仕入れ先を厳選する

フリマアプリ仕入れはリスクが高いです。

6.よくある質問(FAQ)

Q1. 1点だけ販売する場合も違法になりますか?

結論:

状況によって違法になる可能性があります。

■ 判断基準は「営利目的」と「継続性」

古物営業法では、

「反復継続して古物を売買する営業」

が対象になります。

つまり、

  • 1回だけの処分(不用品整理) → 原則OK
  • 仕入れて売る目的 → 1回でもアウトの可能性

■ 実際の判断ポイント

警察が見るのは:

  • 利益を得る目的があったか
  • 今後も続ける意思があったか
  • 出品履歴が複数あるか
  • 仕入れ行為があるか

「1点だけ」は絶対安全とは言えません。

Q2. 家族名義や友人名義なら問題ありませんか?

結論:

実質的にあなたが販売していれば違法です。

これは「名義貸し」に該当します。

■ 古物営業法上の考え方

許可を受けた人が営業することが前提です。

  • 許可なしの人が実質運営
  • 許可者は名前だけ

この場合、両方が処罰対象になる可能性があります。

■ よくある誤解

  • 「妻のアカウントだから大丈夫」
  • 「親名義で登録している」

実質営業者が誰かで判断されます。

Q3. 並行輸入品は違法ですか?

結論:

並行輸入そのものは合法です。

ただし、以下の場合は違法になる可能性があります。

■ 違法になるケース

  • 偽物だった場合 → 商標法違反
  • 「国内正規品」と表示 → 景品表示法違反
  • 保証内容を誤認させる表記

■ 注意点

並行輸入は合法ですが、

「正規店購入」と虚偽表示すると違法です。

Q4. フリマアプリで仕入れた商品を転売しても問題ない?

結論:

古物商があれば可能ですが、リスクは高いです。

■ 理由

  • 偽物混入率が高い
  • 出品者情報が不十分
  • トラブル時の証明が困難

■ さらに重要な点

古物台帳には

  • 相手の氏名
  • 住所
  • 本人確認方法

の記録が必要です。

フリマ仕入れでは記録が曖昧になりがちです。

Q5. 海外サイトから安く仕入れれば問題ない?

結論:

偽物だった場合は重大な違法です。

■ 税関で止まるケース

コピー品は税関で没収されます。

悪質と判断されれば:

  • 刑事告発
  • 今後の輸入停止

になることもあります。

■ 「知らなかった」は通用する?

故意でなくても、販売すれば責任を問われる可能性があります。

Q6. 古物商を取得すれば完全に安全ですか?

結論:

いいえ。条件を守らないと違法になります。

古物商は「免罪符」ではありません。

■ 必須義務

  • 古物台帳の記録
  • 標識掲示
  • 許可番号の表示
  • 変更届出

これらを怠れば違反になります。

Q7. 偽物と知らずに販売したら逮捕されますか?

結論:

ケースによります。

■ 故意の場合

刑事責任の可能性あり

■ 過失の場合

  • 民事責任(損害賠償)
  • 返金義務
  • アカウント停止

■ 実務的には

大量出品や悪質性があると刑事事件化しやすいです。

Q8. 「自宅不用品」の範囲はどこまで?

■ OK例

  • 自分が使用していたバッグ
  • 使わなくなった時計

■ NG例

  • 安く仕入れて転売
  • 未使用品を大量出品
  • 明らかに利益目的

「使用履歴」が重要です。

Q9. eBayで海外に売る場合はどうなる?

■ 国内法は適用されます

日本から発送する限り、

  • 古物営業法
  • 商標法

は適用されます。

さらに相手国の法律も関係する場合があります。

Q10. どこからが“転売ヤー”扱いになりますか?

法律上「転売ヤー」という定義はありません。

問題になるのは:

  • 許可の有無
  • 偽物販売
  • 表示の虚偽

倫理と法律は別問題です。

7.まとめ|知らなかったでは済まされない

ブランド品転売は、

正しくやれば合法
知識がなければ違法になる

という世界です。

特に重要なのは、

  • 古物商許可
  • 偽物リスク管理
  • 正しい表示

副業として本気で取り組むなら、
最低限の法律知識は必須です。

「知らなかった」では済まされない世界だからこそ、
正しい知識を身につけて安全に取り組みましょう。

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