日本のデニムといえば岡山県・児島が有名ですが、最近は国内外の注目を集める新興ブランドが増えています。
クラフト感・地域性・サステナブルな視点を持つ国産デニムは、海外でも注目される可能性が高く、2025〜2026年にかけての動向は見逃せません。
本記事では、注目の国産デニムブランドを紹介し、2026年に海外でも人気が出そうなブランドを予測します。
本記事のテーマ
【地域×クラフト】注目の国産デニム新興ブランド10選|今後人気が出そうなブランドを徹底解説
1.世界中のデニムファンが日本の国産デニムに注目する理由
2.2025年注目の国産デニム新興ブランドトップ10
3.編集部注目!地域×クラフトがキーワードの国産デニムブランド
4.2026年に海外でも人気が出そうな国産デニムの特徴
5.まとめ
1.世界中のデニムファンが日本の国産デニムに注目する理由
日本のデニムといえば岡山県・児島が有名です。
近年、国内外で注目される新興デニムブランドが増え、クラフト感・地域性・サステナブルな視点を持つ国産デニムは、海外でも高い評価を得ています。
ではなぜ、海外で日本の国産デニムが注目されるのでしょうか。
その理由は主に以下の4点です:
- 職人技・伝統技術の高さ
日本のデニムは旧式の力織機やセルヴィッチデニムなど、他国では再現が難しい製法が多く、一本一本に職人の手仕事が宿ります。 - 素材へのこだわり
独自に開発された糸や藍染、シャトル織など、品質の高さと独自性が海外デニムファンに刺さります。 - デザインとクラフトの融合
伝統技術をベースに現代的なデザインを組み合わせることで、海外のファッション市場でも新鮮に映ります。 - 希少性・ストーリー性
限定生産や地域性のあるブランドストーリーは、海外のセレクトショップやコレクター層に大きな魅力となります。
こうした理由から、海外でも注目される国産デニムブランドは、品質だけでなくブランドの背景やストーリーも重要視されています。
2.2025年注目の国産デニム新興ブランドトップ10
1. STRASSBURGER & Co.(ストラスバーガー)

老舗繊維商社「野澤組」が立ち上げた国産ジーンズブランドです。
150年の歴史を持つ会社が、デニム専用ブランドとして2025年に本格展開を開始しました。特徴はオリジナルで開発された糸と、国内職人による縫製・仕上げです。
特に「JUMBO 14.5oz デニム」は重量感のある生地で、ヴィンテージライクな風合いを楽しめます。
量産ではなく一本一本手仕事で作られるため、細部にまでこだわりを感じられるのが魅力です。
2. COHINA × Kuroki(クロキ)

COHINAは小柄な女性向けブランド、クロキデニムは岡山県井原市の老舗デニム生地メーカーです。
この両者のコラボレーションで誕生したジーンズは、素材の高品質さと小柄女性向けのサイズ感が特徴です。
フレアワイドやセミワイドストレートなど、履き心地とデザイン性の両立が魅力で、ウォッシュブラックなどカラー展開も豊富。国内外で女性向けデニムの需要が高まる中、今後海外展開も期待されています。
3. 横濱デニム(Yokohama Denim)-HEATH

HEATH.が自ら立ち上げたブランドで、「港町・横浜」に根ざしたデニム作りを行っています。
セルヴィッチデニムを使用しており、量産品にはない風合いや履き心地を実現。シルエットやポケット形状など細部にこだわった設計で、店舗限定やオンライン限定での販売が中心です。
小規模ながらもコアなファンを持ち、今後さらに海外でも評価される可能性があります。
4. ITONAMI(イトナミ)

児島を拠点に活動するクラフトブランドで、伝統的なデニム製作技術を取り入れながら、地域性や自然のエッセンスをデザインに活かしています。
InstagramなどSNSでの発信も活発で、ローカル感とクラフト感の両立が魅力です。地域性を重視したブランドストーリーは、海外でも共感されやすいポイントです。
5. Vowels

東京発の若手ブランドで、ストリートウェアにセルヴィッチデニムを取り入れています。2025年にはパリでの展示実績もあり、海外展開志向が強いのが特徴です。
若い世代向けのデザインと伝統技術の融合により、国内外で注目を集める可能性があります。
6. Black Bear Brand

岡山で作られるシャトル織りのセルヴィッチデニムを使用し、アメリカン・ワークやアウトドアスタイルを提案するブランドです。
無骨さと洗練さを併せ持ち、ストーリー性も豊富。海外のデニム愛好家やクラフト志向の層に刺さりやすく、今後の海外市場人気が期待されています。
7. MENKOI(メンコイ)-UNIQUE JEAN STORE×STUDIO D’ARTISAN

👉MENKOI(メンコイ)-UNIQUE JEAN STORE×STUDIO D’ARTISAN
北海道藍を使用したデニムで注目されるブランドです。地域の素材を活かしたオリジナルデニムで、サステナブルな視点も強く打ち出しています。
地元素材×デニムというユニークさは、海外のサステナブルファッション市場でも評価される可能性があります。
8. DAIRIKU

ヴィンテージ感を強めたフレアデニムなど、デザイナーズブランドとして国内外のファッション業界で注目されています。新鋭ブランドとして、伝統と現代的デザインを融合したアイテム展開が特徴です。
9. ONI Denim-MARUNI JEANS

20ozの極厚セルヴィッチデニムなど、コアなファン層向けのアイテムを展開しています。
新作をリリースし続けることで、ニッチなクラフトデニム市場で安定した人気を維持しています。海外のデニムコレクターにも支持されるブランドです。
10. JAPAN Blue Jeans

児島を代表するデニムブランドで、2025年に新デザインや加工技術を積極的に導入。
フェード加工などの実験的なモデルも展開し、モダンなデザインと伝統技術の融合を実現。海外での注目も高まると予想されます。
3.編集部注目!地域×クラフトがキーワードの国産デニムブランド
SHIMA DENIM WORKS(シマデニムワークス)

サトウキビの搾りかす(バガス)から作る紙糸を使ったエシカルデニム。
沖縄でハンドメイド加工を行い、サステナブルな循環型ものづくりを実践。
また、沖縄の地元色(サトウキビ、地域資源)をデニムに落とし込んだクラフト拠点として非常にユニーク。
4.2026年に海外でも人気が出そうな国産デニムの特徴
伝統技術 × モダンデザイン
老舗の繊維商社や職人の技術を活かしつつ、現代的なデザインを融合するブランドは海外でも評価されやすいです。
素材へのこだわり
セルヴィッチ、シャトル織、藍染など、素材や製法のストーリー性があるデニムは海外市場で注目されます。
限定・小ロット生産
限定ラインやコラボモデルは希少価値が高く、海外のコレクター層やセレクトショップに刺さりやすいです。
地域性・クラフト感
児島や横浜など、デニム産地や地域文化と結びついたブランドは、単なる製品以上の魅力を持ちます。
5.まとめ
2025年注目の国産デニムブランドは、クラフト感、地域性、サステナブルな視点を軸に成長しています。2026年に海外でも人気が出るブランドは、素材のこだわり、職人技、限定性、ストーリー性のあるブランドです。
新興ブランドをチェックして、次に来る国産デニムを先取りすることで、デニム愛好家としてもトレンドに敏感でいられます。
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