なぜモンクレールは偽物が多いのか?

モンクレール(Moncler)は、フランス生まれの高級ダウンブランドで、世界中のファッション愛好者から支持を集めています。

その高いブランド価値と価格帯ゆえに、フリマアプリや中古市場、個人輸入サイトでは数多くの偽物(コピー商品)が流通しており、特に初心者が騙されてしまうケースが後を絶ちません。

実際に「本物だと思って購入したら偽物だった」「フリマアプリで安く買ったら真贋が不明で着用できない」といった声も少なくありません。

この記事では、モンクレールの本物と偽物の見分け方7つのチェックポイントを徹底解説します。

目次 [ close ]
    1. なぜモンクレールは偽物が多いのか?
  1. 本記事のテーマ
  2. 1.モンクレール(Moncler)とは?|ブランド概要と魅力
    1. ◆ ブランドの起源
    2. ◆ 世界初の冬季オリンピック公式ウェアにも
    3. ◆ イタリア資本による再生と世界展開
    4. ◆ 代表的なモデル・シリーズ
    5. ◆ ブランドの魅力
    6. ◆ 価格帯と流通状況
    7. ◆ ブランドスローガン・価値観
  3. 2.モンクレール本物と偽物の見分け方|初心者向けチェックポイント5選
    1. ① ロゴワッペンの刺繍と形状
    2. ② ファスナー刻印と開閉の精度
    3. ③ ホログラムタグの有無とシリアル番号確認
    4. ④ 洗濯タグ・サイズタグの確認
    5. ⑤ 縫製と素材の質感
    6. ⑥ ボタン金具の刻印
    7. ⑦ 内側ロゴタグの確認
  4. 3.【2025年版】モンクレールの真贋確認「Code Moncler 」の使い方
    1. Code Moncler とは?
  5. 4.プロによる真贋サービスの利用
  6. 5.まとめ:モンクレールの偽物をつかまないためのチェックリスト 
  7. コピー品に関する注意喚起・法令情報が載っている公的機関のサイト
    1. 🔹1. 財務省・税関「模倣品の輸入は違法です!」
    2. 🔹2. 消費者庁「悪質な通販サイトにご注意ください」
    3. 🔹3. 特許庁「模倣品対策」特設ページ
    4. 🔹4. 消費生活センター・国民生活センター
    5. 🔹5. 警察庁・知的財産権侵害の取締り
    6. 🔚まとめ:信頼できる情報源から知識を得よう

本記事のテーマ

【初心者向け】モンクレール偽物の見分け方完全ガイド本物を見抜く!7つのチェックポイント徹底解説

1.モンクレール(Moncler)とは?|ブランド概要と魅力

2.モンクレール本物と偽物の見分け方|初心者向け7つのチェックポイント

3.【2025年版】モンクレールの真贋確認アプリ「Moncler Code」の使い方

4.プロによる評価サービスの利用

5.まとめ

1.モンクレール(Moncler)とは?|ブランド概要と魅力

◆ ブランドの起源

モンクレールは1952年にフランス・グルノーブル郊外のモネスティエ・ドゥ・クレルモン(Monestier-de-Clermont)で創業されました。ブランド名「Moncler」は、この地名の略称から生まれたものです。

当初は登山用品や寝袋などのアウトドアギアを手がけていましたが、その高い保温性と機能性を活かし、本格的なダウンジャケットを製造するようになります。

◆ 世界初の冬季オリンピック公式ウェアにも

モンクレールは、1968年に開催されたグルノーブル冬季オリンピックでフランス代表チームの公式ウェアを手がけたことで一躍注目を集めます。これにより、アウトドアブランドから高級スポーツウェアブランドとしての地位を確立しました。

◆ イタリア資本による再生と世界展開

2003年、イタリアの実業家レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)がモンクレールを買収し、ファッション性を高めたラグジュアリーブランドとして再スタートを切りました。

以降、ファッション性と機能性を兼ね備えたダウンジャケットを中心に、アパレル・アクセサリーまで展開し、セレブリティやファッショニスタから圧倒的な支持を獲得しています。

◆ 代表的なモデル・シリーズ

モデル名特徴
MAYA(マヤ)モンクレールの象徴的ダウンジャケット。シンプルで定番の人気モデル。
MONTGENEVRE(モンジュネーブル)スーツにも合う都会的デザインのモデル。

◆ ブランドの魅力

  • 卓越した保温性と軽さ:厳寒地仕様のダウンとしての性能は世界最高峰。
  • 洗練されたデザイン性:アウトドアだけでなく、タウンユースにも最適。
  • ブランドとしての信頼性:モードとラグジュアリーを融合させた新しいスタイルを提案。

◆ 価格帯と流通状況

モンクレールのダウンジャケットは、新品で20万円〜40万円前後が主流。日本では百貨店やセレクトショップ、公式オンラインストアで取り扱いがあります。

一方、人気の高さから中古市場やフリマアプリでも活発に取引されていますが、その分「偽物」も多く出回っているため、注意が必要です。

◆ ブランドスローガン・価値観

モンクレールの哲学は、「革新・伝統・パフォーマンスの融合」
機能美を追求しながらも、常にトレンドを取り入れたコレクションを展開しており、

アスリートからファッションアイコンまで幅広い層に愛されているブランドです。

2.モンクレール本物と偽物の見分け方|初心者向けチェックポイント5選

① ロゴワッペンの刺繍と形状

モンクレールの象徴的なロゴワッペンは、精巧な刺繍で仕上げられています。

本物は縫い目が非常に細かく、輪郭もはっきりしており、ブランド名「MONCLER」や「雄鶏のマーク」の形状もシャープです。

一方で偽物は、刺繍が粗かったり、糸がはみ出していたり、ロゴの配置がズレていることが多いです。

色味も薄かったり、にじんでいたりすることがあり、注意が必要です。

② ファスナー刻印と開閉の精度

モンクレールの本物は、高品質なファスナーブランド(YKK、riri、Lampo、Vislonなど)を使用しています。

ファスナーの裏側や引き手部分にブランド名が刻印されており、開閉の滑らかさや重厚感も違います。

偽物では無刻印、あるいは安価な汎用ファスナーが使われており、開閉が固かったり壊れやすい傾向にあります。

③ ホログラムタグの有無とシリアル番号確認

2008年以降、モンクレールは全商品にホログラムタグを採用しています。

このタグにはシリアル番号が記載されており、正規品であればMoncler公式サイトで認証が可能です。

偽物にはこのホログラムがなかったり、印刷が粗く光沢がなかったりします。また、シリアル番号を入力してもエラーになったり、存在しないと表示されることがあります。

2008年以前を含めると下記3種類のタグパターンがあります。

④ 洗濯タグ・サイズタグの確認

本物のモンクレール製品は、多言語表記で丁寧に印刷された洗濯タグやサイズタグが付いています。

タグの素材も上質で、フォントやレイアウトが均一です。

偽物では英語のみだったり、印刷がにじんでいたり、フォントサイズがバラバラだったりと明らかな違和感が見られます。

正規品のモンクレールのジャケットには裏側に下記赤枠の様なサイズタグがつけられています。

2000年代半ば以降、モンクレールはサイズタグを襟近くの左脇の縫い目に縫い付けています。

ただしサイズタグの取り付け位置には、稀な例外があり、例えばリバーシブルジャケットではブランドラベルがポケットの内側に付いています。

また、コラボアイテムの中には、中央に縫い付けられているものもあります。

下記イラストの入った洗濯タグは、モンクレールのすべてのモデルについているわけではありませんが、正規品には前側の左裏側に下記タグが付いています。

表記文言について、左上から順に下記内容が書いてあります。上段はフランス語で薄い青文字は英語表記になっています。

1)Easy to wash! 洗いやすい!

2)I wash in a mild soap! やさしい洗剤で洗ってます!

3)I rinse well… しっかり洗い流します…

4)And dry in an aerated spot! そして風通しの良いところで乾燥させましょう!

5)Easy to dry clean! ドライクリーニングも簡単!

6)Oh! I’m very dirty! What can I do? あら!とても汚いです! どうしたらいい?

7)I’d like to have a bath with ( P ) ( P ) クリーニングしてください

8)And I’m fine again! そしてとてもきれいになりました。

最下段 Please check the proper washing instructions on your garment. 衣類に付いている正しい洗濯表示をご確認ください。

⑤ 縫製と素材の質感

モンクレール製品の縫製は非常に丁寧で、縫い目がまっすぐかつ均一です。

裏地の処理もきれいで、生地やダウン素材にも高級感があります。一方偽物は縫い目が乱れていたり、糸のほつれがあったり、全体的に安っぽく見えることが多いです。

⑥ ボタン金具の刻印

モンクレールは高品質のボタンを使用しており、多くの場合、モンクレールのブランド名やロゴが入っています。

偽物には、ブランド名のない金具や、安っぽい感じの低品質の金具が使用されている場合があります。

⑦ 内側ロゴタグの確認

モンクレールのダウンジャケットの裏側(首元など)には、ブランドのマークとロゴ文字がデザインされたタグが取り付けられています。

正規品のロゴ文字はいくつか特徴がありますが、偽物も非常に精巧に作られている場合が多いです。

見分け方の特徴としては正規品は「M」や「N」のロゴ形状やNの右側のラインを伸ばすと上記ロゴマークの中心から左側に寄っているのが分かります。

また「R」文字の赤枠の曲線の角度や®部分が鮮明かどうかなども見わけ方のポイントです。

偽物は正規品と比べると微妙に違っていたり、粗くなっていたりする場合が多いです。

3.【2025年版】モンクレールの真贋確認「Code Moncler 」の使い方

Code Moncler とは?

モンクレールが公式に提供している真贋確認アプリ「Code Moncler」は、ホログラムタグに記載されたシリアルコードを入力することで、その製品が正規品であるかどうかを即座に確認できる無料サービスです。

シリアル番号確認手順

1)code.moncler.comへアクセス

モンクレールの公式ページで、NFCタグの読み取りスキャンやコードの入力により、正規品か確認ができます。

2)ログイン・情報登録

3)モンクレールシリアルコードの有無確認

ジャケットの裏側にある、タグの種類を確認して同形状のタグを選択して、12桁のコードを入力し送信してください。正規品は下記3種類のタグいずれかのタグが付いています。

4)正規品の場合

モンクレールのシリアルコードが正しく登録されると「MONCLERアイテムのご登録、ありがとうございました。」と表示されます。

登録でエラーや該当するモンクレールが見つからない場合は偽物の可能性があります。

4.プロによる真贋サービスの利用

もし中古ブランド品の販売を中心に行う場合は、真贋の判定は自分自身で知識を身に付ける必要がありますが、現在は真贋講習やAIでの真贋判定など、有料で行っていくれるサービスも数多く出ています。

まだはじめたばかりで真贋について不明な点がある場合は、他社の行っている真贋講習に参加したり、真贋サービスを利用するのも良いでしょう。

真贋サービスや講習については下記まとめておりますので、ご参考ください。

5.まとめ:モンクレールの偽物をつかまないためのチェックリスト 

✅ ロゴやワッペンの仕上がりを確認

✅ ファスナー刻印の有無を確認

✅ ホログラムタグのコードをMoncler Codeで確認

✅ 洗濯タグや縫製のクオリティをチェック

✅ 信頼できる購入先から買う

モンクレールは長く愛用できる高品質なアイテムだからこそ、正規品であることをしっかり確認してから購入しましょう。真贋アプリや鑑定サービスを上手に活用すれば、初心者でも安心してモンクレールを楽しめます。

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コピー品に関する注意喚起・法令情報が載っている公的機関のサイト

コピー品や偽物ブランドに関する情報を正しく知るためには、信頼できる公的機関の情報をチェックすることがとても重要です。
下記、初心者の方でもわかりやすく学べる公的機関のサイトをご紹介します。

🔹1. 財務省・税関「模倣品の輸入は違法です!」

▶ サイトURL:
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/fake/index.htm

▶ ポイント:

  • コピー品(模倣品)を海外から輸入することはたとえ個人利用目的でも原則NG
  • 税関での取締の対象となり、没収・破棄・罰則の可能性
  • 実際の押収事例やQ&Aも掲載されていて非常にわかりやすい

💡 初心者におすすめ!「偽物を買ってもバレない」と思っている人ほど、必見の内容です。

🔹2. 消費者庁「悪質な通販サイトにご注意ください」

▶ サイトURL:
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/internet/internet_01/

▶ ポイント:

  • 偽物商品を販売する「偽ショッピングサイト」についての注意喚起
  • ブランド名を騙った通販サイトや、不自然に安すぎる価格設定などの特徴
  • 実際の被害例や相談窓口の案内もあり、万が一のトラブル時に参考になります

💡 通販でのブランド品購入に不安がある方は、このページでサイトの見分け方を学ぶのがおすすめです。

🔹3. 特許庁「模倣品対策」特設ページ

▶ サイトURL:
https://www.jpo.go.jp/news/kokusai/mohouhin/index.html

▶ ポイント:

  • 商標権・意匠権などの知的財産権に関する啓発ページ
  • 偽物製造や販売の取り締まり、企業と連携した模倣品排除の取り組みを紹介
  • 知的財産を守る重要性についても学べます

💡 「なぜコピー品が違法なのか?」を法律的な側面から学びたい方に最適です。

🔹4. 消費生活センター・国民生活センター

▶ サイトURL:
https://www.kokusen.go.jp/soudan_now/copy_brand.html

▶ ポイント:

  • 偽物ブランド品に関する消費者からの相談事例を多数掲載
  • コピー品を買ってしまった後の対処方法や相談窓口の紹介
  • 被害に遭ったときにどこに相談すればいいかがわかる実用的な情報源

💡 コピー品に関する「困った!」「どうしよう!」というときは、ここをチェックすれば安心です。

🔹5. 警察庁・知的財産権侵害の取締り

▶ サイトURL:
https://www.npa.go.jp/bureau/security/chiteki/index.html

▶ ポイント:

  • ブランド偽物に関する刑事事件の摘発事例も紹介
  • 商標権・著作権・意匠権などの刑事罰の適用対象についても明記
  • コピー品販売はもちろん、悪質な輸入や所持でも摘発対象となるケースを紹介

💡 法的リスクについて具体的に学びたい人には有益な情報が得られます。

🔚まとめ:信頼できる情報源から知識を得よう

ブランドコピー品に手を出してしまう背景には、「知らなかった」「安いからいいと思った」という気持ちがあるかもしれません。
しかし、知らなかったでは済まされない時代になってきています。

正しい知識を得るためには、SNSや個人ブログではなく、公的機関の公式情報を確認する習慣をつけることが大切です。

ぜひ今回ご紹介したリンクをブックマークし、必要なときにいつでも確認できるようにしておきましょう。

➡2001年3月留学生として来日
➡2016年8月3日アチーブ株式会社設立(人材紹介派遣会社)
➡2021年11月15日から古物市場で仕入れた商品を楽天やメルカリ、ebayで販売する副業を続けている
➡ブログでは、古物市場を利用して始められる副業についてや日々の気づきについて配信予定!

●趣味:読書と旅行、今まで約20カ国を旅している
●目標:
➡50才にFIRE
➡50才以降は世界中で講演活動、モチベーションアップのコーチや作家として活動する

●通じる言葉:韓国語(母国語)、日本語(ビジネスレベル)、英語(TOEIC880点)