「Ray-Ban(レイバン)」は、世界的に有名なサングラスブランドとして知られ、多くのセレブや俳優、ミュージシャンに愛用されています。その一方で、レイバンの人気に便乗した偽物(フェイク商品)も多く流通しており、購入者が被害に遭うケースも後を絶ちません。
この記事では、レイバンのブランドの歴史と魅力から、本物と偽物の見分け方の具体的なポイントまで詳しく解説します。

本記事のテーマ
【決定版】レイバンの偽物の見分け方|本物と偽物の見分けポイント7選!
1.Ray-Ban(レイバン)のブランド概要と歴史
2.レイバンサングラスの本物と偽物の見分け方7つのポイント
3.偽物を買ってしまった場合の対処法
4.プロによる評価サービスの利用
5.まとめ
1.Ray-Ban(レイバン)のブランド概要と歴史

◆ 誕生は1937年、アメリカ空軍のためのサングラス
レイバンは1937年、アメリカの医療機器メーカー「ボシュロム社(Bausch & Lomb)」によって創業されました。当時のレイバンは、パイロットたちが高高度での飛行中に受ける太陽光や紫外線のダメージから目を守るためのサングラスとして開発されたのです。
最初に登場したモデルが、今でも人気の「アビエーター(Aviator)」です。その洗練されたデザインと機能性は瞬く間に広まり、米軍パイロットの標準装備としても採用されました。
◆ ファッションアイコンとしての進化
1950年代には「ウェイファーラー(Wayfarer)」が登場し、映画『理由なき反抗』でジェームズ・ディーンが着用したことで若者の反抗的なスタイルの象徴として人気が爆発。また、映画『ブルース・ブラザーズ』や『トップガン』でも着用されたことで、カルチャーと結びついたブランドとしての地位を確立しました。
現在、レイバンはイタリアのルックスオティカ(Luxottica)社が製造・販売しており、世界中で圧倒的なブランド認知を誇るサングラスブランドとなっています。
2.レイバンサングラスの本物と偽物の見分け方7つのポイント
① レンズ上のロゴをチェック

- 本物のレイバンには、右レンズ上部に“Ray-Ban”の白いロゴがプリントされています。偽物はこのロゴが滲んでいたり、かすれていたり、位置がズレていることがよくあります。
- また、左レンズには“RB”というレーザー刻印が入っていますが、偽物はただのプリントであることが多く、光にかざしてみると違いが明らかです。
- 偏光レンズエッチング:偏光レイバンには、右レンズのレイバンロゴの横に「P」が刻印されています。
② テンプル(つる)内側の刻印

- 正規品には、型番・サイズ・製造国などがしっかりと印字されています(例:RB2132 901 55□18 3N)。
- 偽造品では、この印字のフォントがバラバラだったり、スペルミスや印刷のズレがあったりします。
- 左テンプルの内側には、レイバンのモデル番号(RBの後に4桁の数字)、文字と数字を組み合わせたカラーコード、レンズサイズ、テンプルの長さ、そして2Nまたは3N(偏光レンズの場合はP)の表記があります。この最後の表記はレンズの濃さを表しています。
- 右テンプルの内側には、Ray-Banのロゴ、製造国(本物のRay-Banは中国またはイタリアで製造されているため、「Made in China」と記載されていても慌てる必要はありません)、フレームの種類を示す1文字、CE、そして偏光サングラスの場合は「Polarized」と記載されています。

モデル番号を特定すると、
RB XXXXのような表記が出てきます。これがRay-Banのモデル番号です。

③ シリアルナンバーの確認
- 一部のモデルには製造番号やシリアルナンバーが印字されており、正規品であれば公式サイトや正規販売店で照合可能なケースもあります。
- 偽物ではシリアルがない、もしくは全く異なる数字がランダムに印字されていることもあります。
④ ケースと付属品の質感

- レイバンの正規ケースはしっかりとした革製で、ボタンにはRay-Banのロゴ刻印があります。
- クロスにはタグやロゴがついており、素材もしっかりしています。偽物は安っぽい合皮ケースや、ロゴのないクロスが同梱されている場合が多いです。
⑤ フレームとヒンジ
- 本物は高品質の素材で作られており、重量感や触感に違いがあります。
- ヒンジ:本物のレイバンはプラスチックではなく金属製のヒンジを使用しています。
- 古いモデル(2010年以前)はヒンジが7本になっている場合もありますが、新しいモデルは3本になっています。


⑥ ノーズパッド
- メタルフレーム: レイバンのフレームがメタルの場合は、中央にレイバンのロゴがエンボス加工されたノーズパッドを確認してください。 これらのパッドは通常、透明または薄いピーチ色です。

⑦ パッケージの確認
- ロゴとブランド– パッケージには、Ray-Ban独自のブランドを、鮮明で高品質な印刷で表現する必要があります。Ray-Banの正規ブランドには、「Ray」と「Ban」の間にダッシュ(-)が入る点にご注意ください。
- パッケージの詳細– 正規品には通常、保護ケース、マイクロファイバークリーニングクロス、そして情報冊子が付属しています。偽物のレイバンには、これらが省略されていたり、情報に誤植があったりすることがあります。
3.偽物を買ってしまった場合の対処法
1.まずは販売者に連絡し、返品・返金交渉
2.フリマアプリの場合は事務局に通報
3.支払いにクレジットカードを使用している場合は、カード会社にチャージバック申請
4.消費者センターに相談する
5.悪質な場合は警察に相談することも可能(偽ブランド販売は法律違反)
4.プロによる真贋サービスの利用
もし中古ブランド品の販売を中心に行う場合は、真贋の判定は自分自身で知識を身に付ける必要がありますが、現在は真贋講習やAIでの真贋判定など、有料で行っていくれるサービスも数多く出ています。
まだはじめたばかりで真贋について不明な点がある場合は、他社の行っている真贋講習に参加したり、真贋サービスを利用するのも良いでしょう。
真贋サービスや講習については下記まとめておりますので、ご参考ください。
5.まとめ
レイバンは、その歴史とデザイン性により今なお多くの人々に愛されるブランドです。しかし、その人気ゆえに偽物も多く出回っています。
この記事で紹介した7つのポイントを押さえておけば、真贋判定に自信を持てるはずです。そして、信頼できる販売ルートを利用することで、安心して本物のレイバンを楽しめます。
下記その他のブランドに関して知りたい方は、真贋マニュアルも作成しております。
→中古ブランド品物販で成功するには?真贋スキルを徹底解説するマニュアル登場!
コピー品に関する注意喚起・法令情報が載っている公的機関のサイト
コピー品や偽物ブランドに関する情報を正しく知るためには、信頼できる公的機関の情報をチェックすることがとても重要です。
下記、初心者の方でもわかりやすく学べる公的機関のサイトをご紹介します。
🔹1. 財務省・税関「模倣品の輸入は違法です!」
▶ サイトURL:
https://www.customs.go.jp/mizugiwa/fake/index.htm
▶ ポイント:
- コピー品(模倣品)を海外から輸入することはたとえ個人利用目的でも原則NG
- 税関での取締の対象となり、没収・破棄・罰則の可能性も
- 実際の押収事例やQ&Aも掲載されていて非常にわかりやすい
💡 初心者におすすめ!「偽物を買ってもバレない」と思っている人ほど、必見の内容です。
🔹2. 消費者庁「悪質な通販サイトにご注意ください」
▶ サイトURL:
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/internet/internet_01/
▶ ポイント:
- 偽物商品を販売する「偽ショッピングサイト」についての注意喚起
- ブランド名を騙った通販サイトや、不自然に安すぎる価格設定などの特徴
- 実際の被害例や相談窓口の案内もあり、万が一のトラブル時に参考になります
💡 通販でのブランド品購入に不安がある方は、このページでサイトの見分け方を学ぶのがおすすめです。
🔹3. 特許庁「模倣品対策」特設ページ
▶ サイトURL:
https://www.jpo.go.jp/news/kokusai/mohouhin/index.html
▶ ポイント:
- 商標権・意匠権などの知的財産権に関する啓発ページ
- 偽物製造や販売の取り締まり、企業と連携した模倣品排除の取り組みを紹介
- 知的財産を守る重要性についても学べます
💡 「なぜコピー品が違法なのか?」を法律的な側面から学びたい方に最適です。
🔹4. 消費生活センター・国民生活センター
▶ サイトURL:
https://www.kokusen.go.jp/soudan_now/copy_brand.html
▶ ポイント:
- 偽物ブランド品に関する消費者からの相談事例を多数掲載
- コピー品を買ってしまった後の対処方法や相談窓口の紹介
- 被害に遭ったときにどこに相談すればいいかがわかる実用的な情報源
💡 コピー品に関する「困った!」「どうしよう!」というときは、ここをチェックすれば安心です。
🔹5. 警察庁・知的財産権侵害の取締り
▶ サイトURL:
https://www.npa.go.jp/bureau/security/chiteki/index.html
▶ ポイント:
- ブランド偽物に関する刑事事件の摘発事例も紹介
- 商標権・著作権・意匠権などの刑事罰の適用対象についても明記
- コピー品販売はもちろん、悪質な輸入や所持でも摘発対象となるケースを紹介
💡 法的リスクについて具体的に学びたい人には有益な情報が得られます。
🔚まとめ:信頼できる情報源から知識を得よう
ブランドコピー品に手を出してしまう背景には、「知らなかった」「安いからいいと思った」という気持ちがあるかもしれません。
しかし、知らなかったでは済まされない時代になってきています。
正しい知識を得るためには、SNSや個人ブログではなく、公的機関の公式情報を確認する習慣をつけることが大切です。
ぜひ今回ご紹介したリンクをブックマークし、必要なときにいつでも確認できるようにしておきましょう。
➡2001年3月留学生として来日
➡2016年8月3日アチーブ株式会社設立(人材紹介派遣会社)
➡2021年11月15日から古物市場で仕入れた商品を楽天やメルカリ、ebayで販売する副業を続けている
➡ブログでは、古物市場を利用して始められる副業についてや日々の気づきについて配信予定!
●趣味:読書と旅行、今まで約20カ国を旅している
●目標:
➡50才にFIRE
➡50才以降は世界中で講演活動、モチベーションアップのコーチや作家として活動する
●通じる言葉:韓国語(母国語)、日本語(ビジネスレベル)、英語(TOEIC880点)