今、働き方を見直す人が急増中
「静かな退職」「ワークライフバランス」「生きがい」。
これらの言葉が注目を集めるようになった背景には、社会全体の働き方のパラダイムシフトがあります。
「働きすぎない」「体を壊してまで仕事をしたくない」という自分を大切にする発想は、日本でもZ世代を中心に広がりを見せています。
今回は、これからの時代を先取りする方に向けて、静かな退職の意味や実践方法、そして、生きがいを見つけるためのヒントやおすすめの書籍をを詳しく解説します。

本記事のテーマ
『静かな退職』とは?ワークライフバランスと生きがいを見つける働き方ガイド~おすすめ書籍5選
1.静かな退職とは?“頑張りすぎない”という選択
2.ワークライフバランスを整えるとは
3.静かな退職のメリットとデメリット
4.やりがいより「生きがい」を大切に
5.これからの働き方の選択肢
6.静かな退職に共感する人におすすめの書籍10選
7.まとめ
1.静かな退職とは?“頑張りすぎない”という選択
「静かな退職」は、就業をしない選択をすることではありません。
会社との関係を絶つするのではなく、「仕事は仕事。自分の時間を大切にしよう」という、新しい働き方の形です。
発祥はSNSのバズ動画
2022年、TikTokでZaid Khanさんが発信した動画が発祥。
「働くことをやめるのではなく、働き過ぎをやめるのです」
というメッセージがZ世代の心をつかみ、その後、メディアや文化人類学者の中でも論じられるようになりました。
「退職」ではない、「速さを調整す」こと
静かな退職は、上司や社会の期待を超えて無償で頑張りすぎるのをやめ、自分の実装範囲の仕事に帰ることを指します。
『静かな退職』について知りたいなら~関連本の紹介
静かな退職という働き方 (PHP新書)
「静かな退職(Quiet Quitting)」とは、出世や過剰な努力を求めず、必要最低限の仕事だけをこなす働き方。
会社を辞めるわけではないが、仕事に積極的な意義を見出さず、
・指示された業務は行うが、過度な奉仕はしない
・社内の煩わしい人間関係は避ける
・不合理な要求は断る
・残業は最小限、有給休暇はしっかり取得
といった姿勢が特徴。これに対して従来の働き方に慣れた上司世代との摩擦が増加しており、企業の生産性低下も懸念されている。
著者は、この現象の背景にある社会構造の変化を分析し、企業や管理職の対応策、個人の今後のライフプランも提案しています。
2.ワークライフバランスを整えるとは
ワークライフバランスとは、「働くこと」と「休むこと」を一定の距離で保ち、両方を自分の生活に組み込むことです。
このバランスが納得できるものになると、仕事のモチベーションも上がり、プライベートも優先順位で満足感を持てるようになります。
自分の時間を大切にするコツ
- 勤務時間外はアラートを切る
- 仕事の終了時間を定める
- 仕事のための生活ではなく、生活のための仕事と考える
3.静かな退職のメリットとデメリット

メリット
- 過労を防げる
- 心調や体調が正常に戻る
- 自分の時間を有意義に使える

デメリット
- 昇進のチャンスを自分から手放すことも
- 周囲に「やる気がない人」と見られる危険
- 上手なコミュニケーションを要する

このように、静かな退職はリスクとリターンの見極めが必要な選択です。
4.やりがいより「生きがい」を大切に
仕事をやりがいに感じるのはもちろんよいのですが、それだけに依存すると幸せのバロメーターが仕事の成否によって振り回されます。
その点、「生きがい」は、暮らしや人間関係など常の生活のなかで実感するもの。

生きがいを見つけるヒント
- 日記を付けて、心の変化を覚える
- 空い時間に何をしているかを自覚する
- 他人と比べず、自分のことを認める
5.これからの働き方の選択肢
静かな退職を選んだ人の中には、それを起点に自分らしい働き方を試す人も増えています。
新しい働き方スタイル
- 副業や計画的な辞め方
- パラレルワークな働き方
- 実績ベースの働き方でも満足感を持てるスタイル
あなたらしい働き方を絶やさないことが、生きがいを持続させるキーになります。
6.静かな退職に共感する人におすすめの書籍10選
静かな退職や、自分らしい働き方・生き方を考えるうえで役立つ書籍を10冊ご紹介します。
①『持たない幸福論』pha
「ニートの哲学者」とも呼ばれるpha氏による、働きすぎない暮らしと“自分らしさ”の探求。静かな退職の精神に通じる一冊。
②『仕事は楽しいかね?』デイル・ドーテン
“今の働き方に疑問を持ち始めたあなたへ”。柔軟な思考と行動の大切さを問いかける名著。
③『静かに退職する若者たち 部下との1on1の前に知っておいてほしいこと』金間大介
本書は、1on1を核とした世代間コミュニケーションの問題を切り口に、職場の若者を多面的に分析。今の「職場の若者」を理解したい経営者、若手社員とのコミュニケーションに苦慮する上司・先輩、人事部職員、必読の1冊。
→『静かに退職する若者たち 部下との1on1の前に知っておいてほしいこと』Amazonで見る
④『無(最高の状態)』鈴木祐
この本は、不安や心配をやわらげて、本来のあなたの力を取り戻すための手助けをしてくれます。
原始仏教の教えから最新の脳科学までをわかりやすく紹介し、心が軽くなるヒントがつまった一冊です。
⑤『モチベーション革命』尾原和啓
「乾けない世代」に向けた、生きがいや内発的動機を重視した働き方指南書。静かな退職を考える若者に支持されています。
⑥『Think clearly』ロルフ・ドベリ
「考える技術」を磨くことで、自分の人生の選択をより明確に。思考の整理が働き方改革に直結する内容です。
⑦『人生の勝算』前田裕二
「何のために働くのか?」を問い直す実体験に基づいたビジネスストーリー。自分の軸を見つけたい人におすすめ。
⑧『DIE WITH ZERO』ビル・パーキンス
人生の最終目標は“後悔しないこと”。お金よりも時間と経験の使い方を見直すライフデザイン書。
⑨『FREE〈無料〉からお金を生み出す新戦略』クリス・アンダーソン
現代の「働き方」「価値の作り方」を新しい視点から考えるマーケティング書。副業や個人活動を視野に入れた静かな退職後にも参考に。
→『FREE〈無料〉からお金を生み出す新戦略』Amazonで見る
⑩『自分を仕事にする生き方』はあちゅう
SNS時代の個人の働き方を率直に綴った一冊。自分の好きや得意をベースに生きたい人の道しるべとなります。「乾けない世代」に向けた、生きがいや内発的動機を重視した働き方指南書。静かな退職を考える若者に支持されています。
7.まとめ|自分の働き方は、自分で選べる
静かな退職という選択肢は、「仕事をしない」ことではなく、「自分を犠牲にしない働き方」を追求することです。
やりがいや昇進を追い求める生き方もあれば、家庭や趣味、地域とのつながりを大切にした働き方もあります。
大切なのは、他人の価値観ではなく「自分の軸」を持つこと。
自分にとって心地よい働き方と生き方を見つけ、日々の生活の中に「静かな満足」を育てていきましょう。
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➡2001年3月留学生として来日
➡2016年8月3日アチーブ株式会社設立(人材紹介派遣会社)
➡2021年11月15日から古物市場で仕入れた商品を楽天やメルカリ、ebayで販売する副業を続けている
➡ブログでは、古物市場を利用して始められる副業についてや日々の気づきについて配信予定!
●趣味:読書と旅行、今まで約20カ国を旅している
●目標:
➡50才にFIRE
➡50才以降は世界中で講演活動、モチベーションアップのコーチや作家として活動する
●通じる言葉:韓国語(母国語)、日本語(ビジネスレベル)、英語(TOEIC880点)