この記事は私が、古物商を取得し中古ブランド品のネット販売をはじめてから現在（中古ブランド品販売で月収50万円達成）までの実体験をもとに気づきや学びをまとめた記事です。

ネットで副業を考えている方は、古物商を取得し中古ブランド品の仕入れ販売をおすすめします。

2話目として古物商をはじめてから5か月間に取り組んでいたことや感じた気づきをまとめましたのでこれから取り組む方の参考になれば幸いです。

本記事のテーマ

１．古物商をはじめて初年度（5か月間）の実績

2022年8月に古物商を取得し、はじめて古物市場から商品を仕入れフリマアプリで販売を始めてから12月までの5カ月間の実績を公開します。

商品カテゴリー：中古香水　コスメ　小物

販売プラットフォーム：メルカリ・ヤフオク・楽天（＊10月~スタート）

売上（5か月間合計）：1,922,387円　　平均売上：384,477円　　平均販売単価：1,780円

販売点数：1,079点　　平均販売点数（5か月平均）：216点

販売内訳

内訳をご覧いただくとわかる通り、売り上げの大半はメルカリでの販売でした。

取り扱いのカテゴリーは中古香水・コスメカテゴリーが90%程度でブランド小物類（アクセサリー・財布等）で10%程度です。同じ商品を出品してもプラットフォームの違いにより売り上げに大きく差が出てしまうことが分かります。

下記販売実績の例を一部まとめましたのでご参考下さい。

ご覧いただくとわかる通り、平均販売単価は2,000円を切っています。販売数は多かったのですが、仕入れを考えた利益額は1,000円程度でした。

ただこの段階でも仕入額を引いた利益額でも約200,000円/月平均残すことができました。

２．初年度に取り組んだこと

古物商を取得してから、初年度に取り組んだことをまとめましたので、参考にしてみてください。

➀古物市場の情報収集

私は東京在住なので、関東圏で参加できそうな古物市場についての情報収集をひたすら行っていました。

また気になる古物市場があれば、まず電話で登録方法や参加方法を問い合わせし、実際に足を運んでどのような商品が出品されているのか、また市場の雰囲気やルールなどを確認し継続して参加するかの判断をしていました。

古物市場の情報は、インターネットで検索すると多くの情報が出てきますが、はじめのうちは古物商証明を見せて見学だけでも参加できる市場もあるので、積極的に足を運んでみることをおすすめします。

下記古物商取得当初に参加してみた古物市場の情報をまとめましたので、参考にしてみてください。

開催日時	毎月第2.第3.第4月曜日(会場都合等変更あり) ＡＭ９：３０より受付、ＡＭ１０：００開始
開催場所	〒176-0001　東京都練馬区練馬1-17-1　「練馬産業プラザ Coconeri 3F」
登録料	￥２０．０００(外税)
参加料	1名￥３．０００(内税)
清算方法	当日現金精算
取扱商品	新品、中古品含む正規ブランド品、貴金属 アパレル（メンズ、レディス）
ホームページ	https://www.tops-alc.com/

開催日時	原則　毎週水曜日　　　　　　　　　　　　１０時１０分　受付開始　１０時３０分　競開始　１９時３０分頃終了
開催場所	横浜市港北区新横浜２－７－１９　新横浜竹生第２ビル　３Ｆ
登録料	￥１０，０００（税別）
参加料	1名￥３，０００円（税別）（お弁当・飲み物付）
清算方法	当日現金精算
取扱商品	ブランドバック・ブランド時計・ブランドアクセサリー・ブランド小物・ 　ブランドアパレル・ブランド香水・ブランド陶器
ホームページ	http://www.officeulp.com/

開催日時	バッグ・アパレル・時計宝石　各カテゴリーにより開催
開催場所	関内会場：神奈川県横浜市中区曙町2-19-1 曙町新井ビル 新横浜会場：神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-19AXIS SHINYOKOHAMA
入会費	初年度のみ：33,000円 (税込)
年会費	11,000円 (税込)
参加料	3,300円 (税込)
清算方法	当日現金精算
取扱商品	ブランドバッグ・アパレル・時計・ジュエリー等
ホームページ	https://yokohama-auction.com/

開催日時	第１・３火曜日　　　　　　　　　　　　　１０時１５分受付開始／１０時３０分スタート
開催場所	神奈川県横浜市港北区新羽町859
登録料	￥10,000（税込）
参加料	１名￥3,000（税込）（昼食付き）
清算方法	当日現金精算
取扱商品	ブランドバッグ・小物・ジュエリー等
ホームページ	https://auction-wise.com/

②販売プラットフォームへの登録・出店

最初に取り組んだのはメルカリへの個人登録とヤフオクへの登録でした。初心者でも簡単に登録出品ができるのでおすすめです。

具体的な登録方法については別記事でまとめておりますので、ご参考下さい。

初心者向け｜メルカリのはじめ方

初心者向け｜ヤフオクのはじめ方

③売れ筋商品のリサーチ

はじめて取り組む初心者の方は、まず何を仕入れて売ったら良いのかわからず、なかなか始められない方も多いかと思います。

私もはじめたばかりの頃は、同じような悩みを抱えていました。いったい何を仕入れたらよいのか？

おすすめとしては、まずはメルカリやヤフオクで販売実績の多い商品やカテゴリーで仕入れることができないか検討してみましょう。

商品リサーチについては別記事にまとめておりますので、ご参考下さい。

中古ブランド品販売相場調査の決定版！オークファン徹底解説

中古ブランド品販売で副収入を目指す秘訣#2

④各プラットフォームの販売方法の工夫

はじめて販売をするときは各販売プラットフォーム（フリマアプリ）の特徴や売り方を学び実践しましょう。特にメルカリは公式ページでも販売方法について具体的に記載していますので、よく読みこんでひとつひとつ取り組んでみるのが結果として、売上・利益を短期間で作ることができます。

私が取り組んでみたことは別記事にまとめておりますので、ご参考下さい。

中古ブランド品販売戦略　メルカリ実践編

中古ブランド品販売戦略　ヤフオク実践編

⑤仕入れ・販売の計画と販売・在庫管理

はじめた当初悩んだことのもう一つは、いったいどのくらいの額や量仕入れたら良いのか？ということでした。もちろんこれは手持ちの資金や稼ぎたい利益の額によって人によって違いが出てくると思いますが、ご参考までに私が当初考えていた計画について下記まとめましたのでご参考下さい。

まだはじめたばかりの方はどのくらい売れるのかは全く見当もつかないという方が多いかと思います。私はまずだいたい月にこれくらいは利益として残したいという目標から設定することにしました。

人によって5~10万程度残せればよいという人や会社での給料と同じくらい残したいと考える方もいるかと思います。私は本業とは別の収益の柱を作りたいという事を目的としていた為、当初の目標を一人分の給与を稼げるくらい月300,000円の利益を残すことを目標として設定しました。

さて目標とする利益額が決まったことで、次に考えたのは大体どのくらいの額を仕入れて販売したらよいのかという事ですが、これも悩むところかと思います。私もいろいろな情報を集めて検討しましたが、ひとまず目標として粗利率50%とれる商品で販売していこうと考えました。

なぜかというと実は中古ブランド品販売に取り組む前に、中国輸入販売をしてみて挫折した経験があるからです。その時に中国輸入で仕入販売した粗利率は25~30%程度だったため、同じくらいの利益率ではあまり魅力を感じなかった為です。

また中古ブランド品のカテゴリーでは粗利50%を残すことは決して不可能ではないと判断したからでした。

ここまで決まるとざっくりと目標販売額も決まってきます。

販売額（月額）600,000円　粗利率50%　利益額（月額）300,000円

ただいきなり初月から月額600,000円を販売するのは難しいと考えたため、段階的にこの目標額を目指すことにして、当初はまず半分を目指すことにしました。

販売額（月額）300,000円　粗利率50%　利益額（月額）150,000円

上記までに決まると仕入れにかけられる予算が見えてくると思います。仕入予算は月150,000円迄として仕入れに行きました。但し売れ行き（販売スパン）を見て次の月の在庫も確保しておきたいと考え、次の月までの予算およそ15~30万円のは幅で予算に幅を持たせていました。

予算を決めた上で古物市場に参加してみると、無理なくはじめることができるかと思います。また市場によってどの商品カテゴリーに強みがあるのか見えてくるかと思います。自分の仕入れたい商品が予算内で仕入れることができるか、まずは見学会などに参加してみて判断してみてください。

３．成功と失敗から学んだこと

古物商を取得してからはじめの5か月間を振り返って、実はすべてがうまくいったわけではなく失敗したことやそこから学んだことも多くあります。

　古物市場に参加しはじめのころは、商品の選定眼が身についていない為、売れ筋でない商品を仕入れてしまうことも多くありました。例えば状態は良くてもノーブランドの商品や大量に出回っている商品で低価格でも売れない商品、また偽物や基準外と判断される商品、見えづらいところに瑕疵がある商品などです。

　これは商品リサーチが十分ではなく、実際に販売できる価格より高く仕入れてしまった商品です。特にネクタイ類は値下げしても売れずに仕入れ価格を割り込んでしまう状況でした。やむを得ず再度古物市場に再出品しました。

　特にメルカリに関しては、販売キャンセルになると累積ポイントでアカウントが販売停止になってしまうので気を付けましょう。

実際に長期休み等で発送が遅れて、購入者からキャンセル希望をされ1週間程度販売停止のペナルティを受けた経験があります。

　中古の香水に関しては、まれに容器が破損して中身が出てしまう場合があり、商品として販売できなくなってしまう場合がありました。横にしたり、重ねて保管していたためと考えられます。

また当初汚れが付かないようにビニール袋に入れて商品保管をしていたのですが、エナメル素材の財布などビニール跡がついてしまって商品状態が悪化してしまうという失敗もありました。

➀事前に売れ筋商品やブランド知識を持っておくことの必要性

　この時の失敗は商品知識や売れ筋ブランドの知識が浅く、売れない商品や利益の取れない商品を仕入れてしまったことでした。この反省を元に基本ハイブランドの中でもある程度ブランドを絞り込み仕入れをしていき、合わせて各ブランドの想定販売価格を調べたり想定できるように理解を深めようと思いました。

主なブランドとしては、CHANEL・HERMES・Yves Saint Laurent・GUERLAIN・Christian Diorなどを中心にその中で売れ筋を探るという形で絞り込みをしていきました。またメンズや国内ブランド等は極力外し、海外ブランドのまとめや箱売りを中心に仕入れをしました。

②フリマアプリの運用方法の理解を深めることの必要性

特にメルカリについては、何回か不備があり事務局からの警告がたまると一定期間販売が中止になってしまうことが分かりましたので、商品説明や写真撮影など極力分かる範囲のすべての情報を記載することにしました。また長期休みになる場合はその旨をショップ案内部分に記載し、発送表記を休み前に変えるなど工夫をしました。

③在庫管理のルール決めの必要性

在庫管理については、商品点数が増えるにつれてルール決めをする必要性を感じ、管理番号の記載や管理方法・販売管理表の作成を行いました。また不良在庫を抱え込まずに、月の仕入金額が回収できている商品については、まとめて中古市場に再度流すなどルールを決めました。

４．まとめ

今回の記事では、古物商をはじめたばかりに取り組んだことや気づいたことについて記事にまとめてみました。これから古物商をはじめようという方の参考になれば幸いです。

様々な失敗もありながらでしたが、当初の目標に非常に近い金額を達成できたことで、より古物商のビジネスに可能性を感じたことを覚えています。

小さくはじめてもしっかりと収益を残せ、全く初心者でも手順通りに進めれば結果を出せると思います。ぜひみなさんも古物商としての第一歩を踏み出してみてください。

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