副業ブームの影響で、メルカリ・ヤフオク・eBayなどを使った「転売」を始める人が急増しています。
しかしその一方で、「古物商を取らずに転売していたことが原因でトラブルになるケース」も確実に増えています。

「少額だから大丈夫」
「みんなやっているから問題ない」
「知らなかっただけ」

――残念ですが、法律の世界では通用しません。

この記事では、

  • 古物商を取らずに転売すると本当に違法なのか
  • どんな罰則・リスクがあるのか
  • なぜバレるのか
  • 安全に転売を続けるために何をすべきか

を、初心者にもわかりやすく、実例ベースで解説します。

本記事のテーマ

古物商を取らずに転売するとどうなる?罰則・逮捕例・バレる理由を徹底解説

1.古物商を取らずに転売するのは違法?

2.古物商なし転売で科される罰則

3.なぜバレる?無許可転売が発覚する理由

4.メルカリ・ヤフオク・eBayは古物商が必要?

5.知らずに違法になりやすい転売パターン

6.古物商を取らずに転売すると最悪どうなる?

7.安全に転売を始めるために最低限やるべきこと

8.古物商を取るなら「正しい知識」が必要

9.まとめ:知らないまま始めるのが一番危険

1.古物商を取らずに転売するのは違法?

そもそも古物商とは?

古物商とは、古物営業法に基づいて「中古品を売買するための許可」のことです。

ここでいう「古物」とは、

  • 一度でも使用された物
  • 使用されていなくても中古として取引された物

を指します。

ブランド品、家電、時計、アパレル、カメラなどフリマアプリで扱われる商品の大半が該当します。

違法になる・ならない境界線

多くの人が誤解しているのが、このポイントです。

ケース古物商
自分で使っていた物をたまに売る不要
不用品処分がメイン不要
利益目的で仕入れて売る必要
継続的・反復的な転売必要

つまり、
「利益目的で継続的に中古品を売る」時点で古物商が必要になります。

「副業」「お小遣い稼ぎ」「少額」かどうかは関係ありません。

2.古物商なし転売で科される罰則

法律上の罰則内容

古物営業法に違反した場合、以下の罰則が定められています。

  • 3年以下の懲役
  • 100万円以下の罰金
  • またはその両方

さらに、前科がつく可能性もあります。

副業のつもりで始めた転売が、
人生レベルのリスクになることも珍しくありません。

実際に摘発されたケース

ニュースなどを見ると、以下のような事例があります。

  • 無許可で中古ブランド品を大量販売
  • フリマアプリで継続的に高額商品を出品
  • 無許可で買い取り行為を行っていた
ブランド服転売容疑 男性社員を書類送検 神奈川

フリーマーケットアプリ「メルカリ」などで買った高級ブランド「コムデギャルソン」のシャツやコートを無許可で転売したとして、古物営業法違反(無許可営業)の疑いで、同ブランドを展開する会社の男性社員(24)=川崎市=が警視庁に書類送検されていたことが明らかになった。容疑を認めている。

 同庁によると、男性社員は平成29年ごろからギャルソンなどの古着約450点を転売し、差額の計約210万円を得たとみられ、「利益で衣類やアクセサリーを購入した」と供述している。

 書類送検容疑は30年11月~今年1月、メルカリやインターネットオークションで買った衣類3点を、県公安委員会の許可を得ずに東京都内の中古品店などに販売したとしている。匿名の通報があり、発覚した。

2020/5/30 産経新聞 

多くの人が
「まさか自分が対象になるとは思わなかった」
と口を揃えます。

3.なぜバレる?無許可転売が発覚する理由

フリマアプリ経由でバレる

メルカリやヤフオクは、以下の点をチェックしています。

  • 出品数が多い
  • 高額商品が続く
  • 同一ジャンルの大量販売

さらに、第三者からの通報も非常に多いです。

「ライバルに通報された」
「購入者が不安になって通報した」

これは実際によくあります。

税務署・警察ルート

確定申告や銀行口座の動きから、
税務署 → 警察につながるケースもあります。

特に、

  • 売上が大きい
  • 仕入れと販売を繰り返している

この場合、「事業性あり」と判断されやすくなります。

4.メルカリ・ヤフオク・eBayは古物商が必要?

プラットフォーム別の考え方

メルカリ・ヤフオク

必要です。

自身で使用した不用品の売却は不要ですが、転売目的で商品を仕入れて販売する場合は許可が必須

営利目的・反復継続であれば、プラットフォームに関係なく古物商が必要になります。

eBay(海外輸出)

「海外だから日本の法律は関係ない」と思われがちですが、
仕入れ・管理・発送を日本で行っている場合、日本の法律が適用されます。

5.知らずに違法になりやすい転売パターン

以下は特に要注意です。

  • リサイクルショップ仕入れ
  • フリマアプリ仕入れ
  • ブランド中古せどり
  • 時計・カメラ転売

「せどり感覚」で始めてしまう人ほど、知らないうちに違法状態になりやすい傾向があります。

フリマアプリ仕入れ実質違法、警視庁見解「古物法の本人確認等の履行困難」

近年取引量が急拡大するフリマアプリ。運営会社は個人間売買の場としているが、中には個人だけでなく法人の古物商が仕入れの場として活用しているようだ。ただ、古物営業法上必要な本人確認を行うことが極めて難しいと見られ、警視庁はHP上で注意喚起を図っている。ネット上では「古物商許可さえ取得すれば問題ない」等といった誤った情報が出回っており注意が必要だ。

引用:2021年09月24日 リユース経済新聞

警視庁 古物商許可申請をされる方へ

相手方の確認義務

古物商は、古物を買い受ける際、取引の相手方(あなたに古物を売る人)の住所、氏名、職業、年齢を確認しなければなりません。

  • 古物商同士の取引であっても、取引の相手方の確認義務は免除とならないため、古物商が仕入れのため、リサイクルショップ等で古物を購入する際も、相手方の確認は必要となります。
  • インターネットオークションやフリマアプリを利用しての取引であっても、相手方の確認は必要です。
  • インターネット等を利用した相手方と直接対面しない形態の取引では、法令で定められた「非対面取引における相手方の確認方法」をとる必要があります。単に「運転免許証のコピーの送付を受ける。」等の方法では不十分であり、古物営業法で定める確認を行ったことにはなりません。

6.古物商を取らずに転売すると最悪どうなる?

最悪のケースでは、

  • フリマアプリのアカウント永久停止
  • 売上金の凍結・没収
  • 警察からの事情聴取
  • 前科がつく

といった事態に発展します。

副業どころか、今後の仕事・融資・信用にも影響します。

7.安全に転売を始めるために最低限やるべきこと

古物商許可を取得する

古物商許可は、

  • 費用:約19,000円前後
  • 期間:約1〜2か月
  • 難易度:書類中心で比較的簡単

一度取れば、基本的に更新不要です。

独学でやる人の落とし穴

ここで多いのが、

  • 法律を勘違いしたまま進める
  • 真贋判断が甘い
  • トラブル時の対処を知らない

というケース。

「許可を取った=安全」ではありません。

8.古物商を取るなら「正しい知識」が必要な理由

古物商許可そのものは、正直に言えばそこまで難しくありません。

書類を揃えて、警察署に申請し、審査を通れば取得できます。

しかし、多くの人がつまずくのは
「許可を取った後」です。

よくある失敗①:古物商は取ったが稼げない

■ なぜ稼げないのか?

古物商許可は、あくまで「営業していい資格」に過ぎません。

  • 何を仕入れるか
  • どこで仕入れるか
  • いくらで売れるか
  • どの販路が向いているか

こうした実務部分は一切教えてくれません。

結果として、

  • 相場を知らずに高値仕入れ
  • 回転率の悪い商品ばかり扱う
  • 利益率が低すぎる

という状態になり、

「思っていたより儲からない…」

で終わってしまう人が非常に多いのです。

■ 許可=収益化ではない

ここを勘違いしている人は本当に多いです。

古物商許可は、
「スタートラインに立つためのもの」

稼ぐためには、

  • 相場リサーチ力
  • 需要予測
  • 販売導線設計

といったビジネススキルが必要になります。

これを学ばずに始めると、
「なんとなく仕入れて、なんとなく売る」状態になります。

当然、再現性はありません。

よくある失敗②:仕入れが怖くて動けない

これは初心者あるあるです。

古物商を取ったのに、

  • 本当に売れるのか不安
  • 偽物だったらどうしよう
  • 売れ残ったらどうしよう

と考えすぎて動けなくなります。

■ 知識不足が「恐怖」を生む

人は、理解していないものに対して恐怖を感じます。

例えば、

  • ブランドの真贋ポイントを知らない
  • 価格推移の見方を知らない
  • 市場の回転スピードを知らない

こうした状態では、
1万円の仕入れでも大きな賭けに感じてしまいます。

しかし、

  • 過去相場を確認する方法
  • 真贋のチェック項目
  • 回転率の基準

を知っていれば、

「これは利益3,000円は取れる」
「最悪でも損失は限定的」

と冷静に判断できます。

つまり、
知識は“恐怖を消す武器”なのです。

よくある失敗③:偽物トラブルに巻き込まれる

中古ブランド販売で最も危険なのが、真贋トラブルです。

■ よくあるパターン

  • フリマ仕入れで偽物を掴む
  • 並行輸入品を誤認
  • シリアルの見落とし
  • パーツ交換品を正規と誤認

そして販売後に、

  • 「偽物では?」とクレーム
  • 返金要求
  • アカウント停止
  • 悪質評価

に発展します。

最悪の場合、警察沙汰になるケースもあります。

■ 真贋は「なんとなく」では危険

初心者はよく、

「見た感じ本物っぽい」
「出品者評価が高いから大丈夫」

と判断します。

しかしプロは、

  • 刻印の深さ
  • フォントの微差
  • 縫製の間隔
  • 重量差
  • 型番の年代整合性

まで確認します。

この差が、
リスクを回避できるかどうかの分かれ道になります。

なぜ体系的に学ぶ必要があるのか?

独学が悪いわけではありません。

しかし、独学には以下の弱点があります。

① 情報が断片的

YouTube、ブログ、SNS…

情報はバラバラで、体系化されていません。

結果として、

  • 法律は知っている
  • 仕入れ方法は知らない
  • 真贋はなんとなく

という“穴だらけ状態”になります。

② 成功例ばかり見てしまう

SNSには利益報告が溢れていますが、

  • 失敗例
  • 損失事例
  • トラブル対応

はほとんど表に出ません。

リスク管理を学ばないまま参入してしまうのです。

③ 判断基準が育たない

中古物販で最も重要なのは、
「仕入れていいかどうかの瞬時判断」です。

これは、

  • 相場理解
  • ブランド知識
  • 市場需要

が組み合わさって初めて可能になります。

体系的に学ぶことで、
この判断基準が早く育ちます。

結論:許可よりも「知識の質」が差を生む

古物商を取ることは大切です。

しかし本当に重要なのは、

  • 法律を正しく理解すること
  • 実務を知ること
  • 真贋リスクを減らすこと
  • 市場を読む力を身につけること

です。

これができている人は、

  • 無駄な仕入れをしない
  • トラブルを避けられる
  • 再現性のある利益を出せる

ようになります。

副業として中古物販を続けるなら、

「なんとなく始める」よりも「最初に正しく学ぶ」

ほうが、結果的に遠回りをしません。

知識はコストではなく、最大のリスク回避投資です。

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9.まとめ:知らないまま始めるのが一番危険

古物商を取らずに転売することは、

  • 知らなかったでは済まない
  • 副業のつもりが大きなリスクになる

という現実があります。

一方で、
正しく許可を取り、正しい知識を身につければ、中古転売は非常に堅実な副業でもあります。

「稼ぐため」ではなく、「守るため」にまず学ぶ。

それが、長く安全に続ける一番の近道です。

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