CELINE セリーヌ は世界的に有名な高級ブランドで、多くの人々に愛されています。 中古市場でも人気のブランドですが、その分コピー品や模倣品が数多く出回っています。

古物商を取得し中古ブランド品の販売を考えている方も、真贋知識を持っていないと偽物を仕入れてしまったり、誤って偽物を販売したりしてしまうと大変なトラブルになります。

この記事では、CELINE セリーヌを購入する際に本物かどうかを見極めるために知っておくべき基本の10のポイントをご紹介します。

本記事のテーマ

中古セリーヌの真贋を見極める!10のチェックポイントとは?

1.CELINE セリーヌについて

2.セリーヌ真贋の基本10のチェックポイント

3.プロによる評価サービスの利用

4.まとめ

1.CELINE セリーヌ について

CELINE(セリーヌ)は、フランス・パリ発のラグジュアリーブランドで、1945年にセリーヌ・ヴィピアナ(Céline Vipiana)によって設立されました。当初は子供靴のオーダーメイド店としてスタートし、後に女性向けファッションやアクセサリーにシフト。シンプルかつ洗練されたデザインが特徴で、上質な素材と職人技を駆使したプロダクトが多くのファッション愛好者に支持されています。

ブランドの特徴とスタイル

CELINEはミニマルで都会的なスタイルを得意とし、「タイムレスなエレガンス」を追求。1980年代には「トリオンフ(Triomphe)」モチーフがアイコンとして登場し、ブランドの象徴となりました。デザインは、無駄を排したシンプルさと高級感のあるディテールが特徴で、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンに適したアイテムが揃っています。

主な製品ライン

CELINEは、バッグやシューズ、アクセサリー、ウェアなどを展開。特に「ベルトバッグ」や「トリオンフバッグ」はブランドのアイコン的存在です。また、革製品におけるクラフツマンシップが高く評価され、バッグや財布などのレザーアイテムが特に人気を集めています。

2.セリーヌ真贋の基本10のチェックポイント

1.CELINEの刻印の確認の仕方

確認のポイント

1):CELINE刻印の文字に深さがあるか

2):*Eの上にドットがあるか

*2018年以降の新しいモデルはドットがなくなっているので注意

3):インクのにじみがないか

本物は文字に少し深さがありそこにインクを流し込んでいるように見えます。

偽物は深さがなくそのままインクを塗ったような刻印にみえます。

2.バッテン部分の縫製の数と形の確認の仕方

確認のポイント

1):縫製の数が上下・左右・斜めすべて対象になっているか

2):バッテンの縫製の形が歪んでいないか

バッグの後部にあるバッテンの縫製部分ですが、縫製の数が上下・左右・斜めすべて対象となっています。 偽物は形自体が歪んでいたりします。

3.持ち手付け根部分の縫製の幅の確認の仕方

確認のポイント

1):持ち手と縫製の幅が極端に狭くないか

ウェーブがかかっているラインと持ち手部分の間の幅が本物と偽物とで違っているのがわかります。 本物はある程度余裕を持った幅になっていますが、偽物は極端に幅が狭く感じます。

4.ファスナープルの確認の仕方

確認のポイント

1):プル部分のふくらみの確認

上記画像のようにファスナープル部分のフラップですが、偽物はふくらみがあります。 本物はふくらみがなく平たい作りとなっています

2):ファスナー金具にメーカー刻印がないか 。

セリーヌのファスナーには本物はファスナーメーカーの刻印が一切打たれていません。 ただしファスナーの製造番号の記載はあります。本物のファスナー番号は1.3.8と記載されていることが多いです。

5.バッグの素材に使用している革の確認の仕方

確認のポイント

1):毛穴があるかどうか レザー製品は本物の革なので表面に毛穴(小さな穴)が存在します。

偽物は合成皮革を使用していることが多く、毛穴が存在しないので注意してみてください。

6.ショルダーストラップの金具の確認の仕方

確認のポイント

1):メッキの塗り方が雑でないか

2):刻印はきれいに彫られているか

3):テカテカしたメッキ感が強くないか

ショルダーストラップの金具も本物はしっかり刻印が処理され綺麗なつくりになっています。 偽物は処理が甘くつぶれています。

また金具の内側のメッキの塗りが雑でムラになっている場合もあります、全体的にメッキの感じがテカテカしているものにも偽物が多いです。

7.スナップボタンの確認の仕方

確認のポイント

1):線模様がはいっているか 上記画像のように本物は細かく線が入っていますが、偽物は模様が違ったり入っていない場合があります。

8.底鋲の確認の仕方

確認のポイント

1):鋲に丸みを帯びたふくらみがないか 上記画像の本物は面がまっすぐになっていてきれいな正方形をしています。 偽物は底鋲の面が曲線のように丸く出っ張った形をしています。

9.バッグの角の縫製の確認の仕方

確認のポイント

1):バッグ角の縫製が太くなっていないか、偽物は本物と比べて縫製が太くなっていることが多いです。

10.その他確認の仕方

①ビスの確認の仕方

上記画像のように偽物にはプラスビスが使われていますが、本物は使われることはありません。

② 内側のポケットの折り返し部分の確認の仕方

上記画像のように本物はステッチが1つですが偽物は2つです。 ただしバッグのサイズにより作りが違いますので参考までに。

③ バッグ内側タグ部分の確認の仕方

上記画像のように本物と比べて偽物はタグ自体の長さが長すぎます。

3.プロによる真贋サービスの利用

もし中古ブランド品の販売を中心に行う場合は、真贋の判定は自分自身で知識を身に付ける必要がありますが、現在は真贋講習やAIでの真贋判定など、有料で行っていくれるサービスも数多く出ています。

まだはじめたばかりで真贋について不明な点がある場合は、他社の行っている真贋講習に参加したり、真贋サービスを利用するのも良いでしょう。

真贋サービスや講習については下記まとめておりますので、ご参考ください。

4.まとめ 

今回は中古ブランド品の中でも人気の高いCELINEセリーヌについて真贋を見極めるポイントについてまとめました。

残念ながらCELINEセリーヌの偽物も市場では、多数出回っています。仕入れを行う際にはポイントをよく見て仕入れをしましょう。

➡2001年3月留学生として来日
➡2016年8月3日アチーブ株式会社設立(人材紹介派遣会社)
➡2021年11月15日から古物市場で仕入れた商品を楽天やメルカリ、ebayで販売する副業を続けている
➡ブログでは、古物市場を利用して始められる副業についてや日々の気づきについて配信予定!

●趣味:読書と旅行、今まで約20カ国を旅している
●目標:
➡50才にFIRE
➡50才以降は世界中で講演活動、モチベーションアップのコーチや作家として活動する

●通じる言葉:韓国語(母国語)、日本語(ビジネスレベル)、英語(TOEIC880点)