真贋判定は、ブランド品や高価なアイテムを購入または販売する際に非常に重要なスキルです。初心者がこのスキルを身につけることで、偽物に騙されるリスクを減らし、安心して取引を行うことができます。

この記事では、真贋判定のための3つの基本的なステップを紹介します。これを学ぶことで、より確実に本物のアイテムを見極めることができるようになります。

本記事のテーマ

初心者向け:真贋判定のための3つのステップガイド

1.ステップ1: 基本知識の習得

2.ステップ2: 実物の検査

3.ステップ3: AI真贋ツールの活用

4.アプレアカデミーの真贋鑑定セミナー

5.日本流通勉強会真贋鑑定セミナー

5.まとめ

1.ステップ1: 基本知識の習得

ブランドの真贋鑑定を自分自身で行うというのは、幅広い知識を身に付ける必要があるので、短期間で全てを習得するのは初心者には正直ハードルが高いと思います。基本的には信頼できる古物市場やオークションからの仕入れから初心者は始めたほうがよいでしょう。

安く仕入れるからと言っても、いきなり個人からの買取をはじめたり、格安で販売しているような出どころの怪しいネットショップからの仕入れはおすすめしません。

まずは取り扱いたいブランドをある程度絞り込み、ブランド知識を地道に学ぶことです。すこしずつ情報を集めながら自分自身の真贋マニュアルを作成してみてください。

私も始めた当初から集めた真贋情報をまとめるようにして自社マニュアルの作成とブラッシュアップをしています。

マニュアル作成例

マニュアルを作成する際は、必ず正規品と基準外の商品を画像として比べられるようにして、各ポイントとなる部分を分かりやすくまとめてみてください。

このようにまとめることで、自分自身の知識も定着しますし、業務を一緒に行う方にも共有ができます。

また販売プラットフォームによっては、自社の真贋マニュアル等の提出を求められる場合もありますので、少しづつ作成していくことをおすすめします。

ブランドと製品の基本知識

まずは、取り扱うブランドや製品の基本的な情報を学ぶことが大切です。ブランドの歴史や製品の特徴を知ることで、正規品と偽物の違いを理解しやすくなります。

例えば、ルイ・ヴィトンのバッグには特定のステッチパターンや素材が使われており、これを理解することで偽物を見分ける手助けになります。

ルイヴィトンには数多くのコピー品が出回っている為、ブランドを扱う場合には最低限真贋知識を身に付けておきましょう。

真贋情報なども、インターネットで数多くの情報が出ている為、事前にリサーチしてみてください。

ルイヴィトンの真贋を見分けるポイントだけでも、ざっと19項目あります。*弊社マニュアル例

見るだけで大変と思うかもしれませんが、プロとして中古ブランド品を販売する以上、必須の知識と考えて取り組んでみてください。

正規品と偽物の違い

一般的に、正規品は高品質な素材と精密な作りが特徴です。一方、偽物は素材が粗悪で、縫製や仕上げに粗が見られることが多いです。

ブランドロゴの位置やフォントも確認ポイントです。例えば、シャネルのロゴは非常に精巧に作られており、偽物ではその精度が欠けていることがあります。

2.ステップ2: 実物の検査

外観のチェック

まずは、アイテムの外観を詳細にチェックしましょう。縫製の仕上げや素材感を確認します。正規品は均等なステッチと高品質な素材が特徴です。

ラベルと刻印の確認

次に、ラベルや刻印を確認します。正規品にはブランド特有のラベルや刻印が施されています。これらはしばしば微細な情報やシリアル番号が含まれており、偽物ではこれらの情報が不正確または欠如しています。例えば、グッチのバッグには特定の刻印位置やフォントがあり、これを確認することで真贋を見分ける手助けになります。

比較検討

正規品と疑わしい製品を比較する際には、信頼できる資料やウェブサイトを活用しましょう。公式サイトや信頼できるレビューサイトで正規品の特徴を確認し、それと照らし合わせることが重要です。また、他のユーザーのレビューや評価も参考にしましょう。

3.ステップ3: AI真贋・鑑定ツールの活用

AIを活用したブランド品の真贋判定ツールは、画像認識技術や機械学習を用いて、ブランド品が本物か偽物かを高精度で判定するツールです。また真贋のみをサービスとして提供している会社もあります。

従来の鑑定方法に比べ、時間とコストが削減できます。特に、オンラインでの取引が増加している現在、こうしたツールを初心者は検討してみてもよいかもしれません。

主要な鑑定サービスの紹介

SEES By RINKAN                                                         SEES(シーズ) BY RINKAN は、ブランド買取のRINKANが提供する、ブランド品の真贋鑑定サービスです。  

フェイクバスターズ IVA株式会社                                               「フェイクバスターズ」は、偽造品が多く存在しているブランドを対象とした、累計鑑定数100万件を超える国内シェアNo.1の真贋鑑定サービスです。

主要なAI真贋ツールの紹介

日本国内で利用可能なブランド品AI真贋ツールをいくつか紹介します。

Entrupy(エントルピー)
Entrupyは、AIと機械学習を活用してブランド品の真贋を判定するサービスです。専用のデバイスを使って商品を撮影し、その画像をAIが解析します。Louis VuittonやGucciなど多くのブランドに対応しており、スピーディーかつ正確な鑑定が可能です。

Real Authentication(リアルオーセンティケーション)
Real Authenticationは、AIと鑑定士のダブルチェックにより、ブランド品の真贋を確かめるサービスです。国内外のブランド品に対応しており、ウェブサイトやアプリから簡単に利用できます。

4.アプレアカデミーの真贋鑑定セミナー

これから中古ブランド品を扱っていこうと思われている方は、ブランドの真贋セミナーや講習を受けてみるのも良いかと思います。

アプレアカデミーは株式会社アプレが運営している、リユース品に特化したリユース専門アカデミーです。アプレオークションなども運営している企業で、第一線で活動しているプロが講師となり、ブランドの真贋セミナーなども開催しています。

実際に実物を見ながらポイントを教えてくれ、真贋マニュアルなども講座を受けることでもらえますので、活用できるかと思います。

セミナーは1日講座でピアノ・時計・貴金属買取・鉄板ブランドに分かれセミナーが毎月開催されています。

ブランド品を取り扱うのであれば、まず鉄板ブランド真贋1dayセミナーがおすすめです。

ヴィトン・エルメス・シャネル・グッチのハイブランド専門セミナーで受講料は55,000円(税込)です。

公式ホームページから詳細を確認できますので、参考にしてみてください。

5.日本流通勉強会:LUCE真贋鑑定セミナー

株式会社LUCEが開催している真贋鑑定セミナーです。リユース企業で、日本流通勉強会(JDS)と共に日本流通勉強会(JDS)オークションも開催しています。

真贋セミナーは、東京・大阪で開催されており、7日間・3日間・1日間のコースがあります。内容はブランド品・貴金属・宝石・時計とカテゴリーを一通り学べます。

詳しくは公式ページを確認してみてください。

まとめ

真贋判定は、正しい知識と実践が重要です。基本知識を身につけ、実物の検査を行い、必要に応じて専門家に相談やツールを活用することで、偽物に騙されるリスクを大幅に減らすことができます。

これらのステップを踏むことで、より安心してブランド品を取引できるようになるでしょう。ぜひ取り組みを今から始めてみてください!

➡2001年3月留学生として来日
➡2016年8月3日アチーブ株式会社設立(人材紹介派遣会社)
➡2021年11月15日から古物市場で仕入れた商品を楽天やメルカリ、ebayで販売する副業を続けている
➡ブログでは、古物市場を利用して始められる副業についてや日々の気づきについて配信予定!

●趣味:読書と旅行、今まで約20カ国を旅している
●目標:
➡50才にFIRE
➡50才以降は世界中で講演活動、モチベーションアップのコーチや作家として活動する

●通じる言葉:韓国語(母国語)、日本語(ビジネスレベル)、英語(TOEIC880点)